ロンググッドバイ
私立探偵呼人の事件簿
2002.1月号
○月×日
セルジオカネトの辛口ロング始め
ロデオ初蹴り&コールマンミーティングが午前11時から天候激寒の中行なわれた。
観衆100人。今日はいつもと違って7対7のミニゲームで15分ハーフ。呼人チームVSサニー、セルジオチームで行なわれた。出だしはサニー、セルジオチームがやや攻勢で始まる。呼人チームもゴール前で呼人にボールを集めて得点を狙うがことごとく呼人が外してなかなか点が入らない。最初は外した回数を数えていたんだけど、あまりにも外し過ぎてカウント不能になってしまった。
外しまくっているうちにサニー、セルジオ連合軍がセルジオのスルーをサニーが落ち着いて決めて先制!ロデオ今季初ゴールはサニーだった。でもサニー、セルジオ連合軍の攻勢もここまでだった。
後半に入って呼人チームの一方的な攻撃が始まった。どうも客が入ると燃えるタイプの人間が呼人チームには多かったと思われる。サニー、セルジオ連合軍は足も止ま
りほとんどサンドバッグ状態だった。そして後半5分過ぎ、右からのパスをゴール前でフリーで受けた呼人がゴール!もちろん今季初!散々外しまくった挙句のゴールだった。ゴール直後のパフォーマンスは試合中より走っていて、その後のキックオフの時、息がゼイゼイしていたのを俺は見逃さなかった。試合はそのまま呼人チームが得点を重ねて4ー1で呼人チームの勝利。
まぁ負けたとはいっても元々同じチームだしね、ハハハッ!!!!ちょっと悔しいが...。
ここで呼人チェック!
行きの車の中の会話でここのところ体を全く動かしていないということだった。その通りボールが足に着かないという感じだった。でも1点取ったのはまぎれもない事
実。おまけに決勝点。やっぱボーカルってこういうとこ持って行くんだよな。今回の採点は5.5。
厳しいけど普段はもっと動いてるし。仕事もそこそこにたまには体を動かしましょうということで、寒い中みなさんお疲れさまでした!
○月×日
一瞬の出会い
音楽に触れる毎日。
ジュンスカに入る前の1、2年はずっとバイトしてて、毎日帰るのが夜の10時過ぎで「こんな事やってる時間を全部音楽に使いたい!」ってよく思ってたものだ。で、朝も早いので、寝るまでの僅かな時間に銭湯に行って、帰ってきて一生懸命色んなレコードを聴いた。
休みの日や、時間が空くと下北の中古レコード屋へ行って、色んなレコードを買っては聴いてた。
思えば、あの頃が一番“音楽を聴く”っていう事に没頭してた時期かもしれないな。
そして、手に入れた音楽にすべてを使える生活。
でも、こんなに毎日音楽に接してると、あのバイトの頃思ってた「こんな事やってる時間を全部音楽に使いたい!」っていう気持ちをついつい忘れてしまう。家に帰ったら当然何も聴きたくなくなるし、レコード屋へもあまり行かなくなったし、車の中でも音楽をあまり聴かなくなった。
それでも時々“僕を支えてるのは音楽だっけ”って思う瞬間が飛来してくる。好きになる為の試行錯誤もしてる。
ファーブルは虫の研究を一瞬たりとも飽きたりしなかったんだろうか?エジソンも発明の研究に飽きたりしなかったんだろうか?ダヴィンチも芸術や天体に対しての情熱を持続し続けたんだろうか?芭蕉も若い頃の情熱で俳句を書き続けたんだろうか?
でも、僕は音楽を飽きた事は一度もないな。底が見えないっていうか、ないっていうか。
一瞬の内に降りてる来る芸術の神様をつかまえて、僕の中から出てくる感覚、感性。その瞬間に一度出会ったらもう抜け出せない!
そう、そして今日も音楽に触れる旅へ出掛けようっと。
○月×日
キャンプイン間近(マジか)?
『ゴーマニズム宣言』も、『踊る大捜査線』もまったく進んでいない。
そして、1日の経つのが早い!アッという間に夜がやってくる。朝起きて風呂に入ったかと思うともう寝る前の風呂だ!
数年前にボブディランを見にいったのが2月で、去年の3月にも武道館で観た。
この時期になると、何故かディランの来日ステージを思い出す。しかし、去年のライブはヨカッタ!
今日、のべ3ヶ月に渡るゆずのレコーディングが終わった。
10月のクアトロが終わってすぐレコーディングに入ったんだっけ。う〜ん長かった!でも、レコーディング自体はかなり新鮮にやれて、緊張感もゆるい感じも、いい具合にブレンドされたいい内容だったと思う。はやく作品になったのを聴いてみたい。
しかし、去年新庄がハワイで自主トレした場所って、みんなやってるんだねー(笑)。
テレビみたら、石井も古田もあそこでやってた。去年は「わー、新庄とオレ同じ場所で自主トレじゃー!」って思ってたのに、あそこは常道なのね。さーて、オレもそろそろ泳ぎにいかないとねー。なんせ、清原と桑田と同級だから(笑)。スポーツ界じゃすっかりベテランだから!
○月×日
『ゴーマニズム宣言』
弟が家に置いてった(しかもトイレ!)小林よしのりの『新・ゴーマニズム宣言/戦争論』っていう漫画を読んでる。この本は、ここ数年僕が“ニッポン”という国に対して考えていた事、感じていた事、疑問に思っていた事、「そうじゃないだろ?」って事が明確に描かれていた!
彼は昔オウム事件の時の事を『ゴーマニズム宣言』という漫画で描いていたが、その時は“時の人”みたいな感じで、色んなメディアや『朝まで生テレビ』みたいなものに出てて「そんなのに出ないで作品で訴えればいいのに」って思いながら、ろくろく作品も読んでいなかった。
しかし、その考えは今回の作品を読んでぶっとんだ!むしろこの作品こそが彼のライフワークなんじゃないかな。
それにしてもたった50年で人の国民の倫理観や概念っていうのはこうまで変えられるのかって事を痛感した。ビックリ。
小林さん、これからもこんな作品をガンガン描いてください!(まだ全2巻中、1巻の途中だけど...)
北川君が25才になった!
これでゆずも四捨五入で三十路!(無理矢理か?)、仲間!
プレゼントは迷った挙げ句、手塚治虫の『ブッダ』全巻、『火の鳥』ほぼ全巻に。
僕がジュンスカにいた二十歳から25才まではえらく長く感じたけど、ゆずとの4年間はアッという間だった。でもこれは何だか“生涯時間”の話っぽくなってきたのでやめておこう(笑)。とにかく25才おめでとう!パチパチパチパチ!
○月×日
生涯時間
あと30億年したら、僕等の銀河系が別の銀河系と合体して、その時には夜になると星の数が異常に増えて、星で空が埋め尽くされるらしい。「あー見てみたい」と思う反面、「30億年?」と呆れてしまう。そして、人の一生の短さにも呆れてしまう。
と同時に、蝉は人間の一生の長さに呆れてるかもしれないが、“生涯時間”という一生の長さを感じる時間は生き物はすべて同じらしく、ネズミだってネコだってそれぞれが感じる一生の長さは同じ。だとすると、地球もこの数十億年という長さを決して長いとは思ってないのか....。
なんだか訳がわかんなんくなってきたぞ。
ってゆーか、熱いからもう出よう!
そう風呂の中で書いてたのであっった...............。
○月×日
G-達
東京に戻ってきてバタバタとレコーディングになだれこんでしまい、今日に至る。
1日だけ謙二とスタジオに入ったんだけど「ここ最近何やってんの?」って聞いたら「まだ正月気分なんじゃ」って言ってた。さすが“じーっとしてる名人”(笑)。でも最近はマックに関しての電話もないし、作曲もやってるみたいだし...。でも“じーっとしてる”って思わせるのってやはり達人。“G-達”だ!
最近は自炊が続いてる。
時間がないのもあるけど、これが結構楽しい!
ゆっくりできるし、あるもので工夫して作るのって五感を使うから頭にも刺激になりそう。
あるもので作ると言えば、昔謙二が泊まりに来たときに「何か食わせて」って言うので「家には何にもないよ」って言ったら、さくっと冷蔵庫を開けて何か美味しいものをアッという間に作った事を思い出す。アレにはビックリ!“じーっとしてる”はずの奴が....。
あと友達が「毎日一個は“じゃがりこ”を食べてる」って言ってて、始めは「バっカだなー」って言ってたのに、影響をすぐ受ける僕は最近スタジオでスタッフが買い物に出る時に「スミマセン“じゃがりこ”も....」という癖がついてしまった(笑)。そうしたら岩沢君が「味は何すか?“チーズ”や“サラダ”もありますよ」って、何で知っとんのじゃーい!
○月×日
初詣
東京に戻ってきた。まさにトンボ帰りだった。
今回も東広島のおばあちゃんの家に寄った。相変わらず元気で嬉しかったなー。
世の中“相変わらず”っていうことほど曖昧なものはないって最近思うからね。
東京に帰ってきて、明治神宮に初詣に行った。
境内の中で若いキッズが走り寄ってくるのでビビッてたら「明けましておめでとうございます!」と言ったそのキッズは北川君だった(笑)。その数分後には岩沢君から「今日発売の“週刊スピリッツ”読みましたか?」というメールが。凄い連鎖!
最近またまた『踊る大捜査線』を観てる。
毎日は観れないけど、1話ずつ観て最後に『THE MOVIE』にいくつく、と。
早く、続編作んないかなー。
とにかく、正月太りを直して2002年モードに突入!
○月×日
鞆の浦
今日は家族で鞆の浦に行った。
鞆の浦は歴史のある港町で、あの龍馬も立ち寄った所で(船が鞆の沖で沈んだからなんだけど)、雰囲気のある所なんだけど、今日はそこからフェリーで5分の(笑)、つまり目の前に見えるんだけど、仙酔島という島に行って、そこで昼食を食べた。
今でこそ、鞆に車で行けるけど、家に車がなかった頃は「鞆の浦にいく」という発想すら出てこなかった、というくらい福山の南端にあって交通の便が悪い場所にある。しかも「“鞆の浦”イコール“ヤンキー”」のイメージがあまりにも植えつけられてたので、あまりにも縁がなかった(笑)。
仙酔島から戻って、凄い古い床屋を改築して喫茶店にした店に入った。
店の人は10年振りにやってきた弟の事を覚えていた。ビックリ!
夜は昨日の夜も行ったんだけど、昔銭湯だった場所が生まれ変わって温泉ランドみたいになってて、そこに行った。
そこの銭湯は昔ジュンスカで車でツアーをしてた頃、全員で家に泊まった時も行ったし、時々帰った時に行ってたんだけど、それはそれは人がいない銭湯だった(笑)。それが今や大盛況!向島とか遠方からも来てる人がいるらしい。「カルロス・ゴーンみたいな跡継ぎが立て直したのかな」と弟と言ってたのだが、確かにご機嫌なんだ!特にミストサウナ!しかも東京の銭湯よりも安い!これはヤミツキになりそう!
年が明けた朝、携帯の留守電に「小林です。何か新年おめでとうを言いたくて掛けてみました」と入ってた。
オレが女なら一発で落ちてるね(笑)。ああ見えて気遣いは凄いんだよねー。やっさしぃ〜!
あと、バンジージャンプの町田君とP.Iのデスオ君からも年賀メールが。君らは伸びる(by chabo風に)!
○月×日
ミニチュアワールド
しかし、年末年始のテレビ番組のひどさといったらないね。
殆ど、BSでイチローとワールドシリーズとW杯の再放送の番組ばっか見てた。
さて、2002年。
毎年、最初のロングを更新する時はその年の「1月号」から「12月号」までを並べておいて、月が変わるごとにバックナンバーに変えて“リンク”できるようにしていくんだけど、真っさらな「1月号」〜「12月号」を見ると「え〜こんなに書いていくの?」とか「こりゃ1年は長いぞ」と思うのだ。
しかし気づけばアッという間に「12月号」になってるから恐ろしい(笑)。
そんな僕は今日実家に帰ってきた。
空港に弟と親に迎えにきてもらって、そのまま実家へ。
家は親が免許を取ったのが最近なので(笑)、実家で車に乗ってるっていうのは不思議な感じ。
帰りに急に昔よく遠足や校内マラソンで行った「憩いの森」っていう超山の中にある公園に行きたくなって、寄り道。あんなに遠くて、1日がかりで行ってた公園に数分で到着してみると、「ミニチュア?」って思うほど、すべてが小さくみえた!
「ここのカーブってこんなに小さかったっけ?」「この池ってこんなに小さかったっけ?」「この川ってこんなに細かったっけ?」
帰りに町中を走ってると、いまだにあった文房具屋、自転車屋、もうなくなっていた時計屋、駄菓子屋。少しずつ、でも確実に変化してってる田舎の町を実感。でもケースケの実家の灯りがついてたり、松永中学を見たりするとホッとしたりもした。
チョット、餅を食べ過ぎて気持ち悪い!でも明日も食べまくるぞ!