ロンググッドバイ
私立探偵呼人の事件簿
2004.9月号
○月×日
夢のセッション
昨日は、人生初!ベーシストとしての仕事をしてきた。
しかも、共演が....。
ユーミン!かまやつさん!高中正義!鈴木茂!小倉博和!島村英二!三沢またろう!
そして、大黒摩季!佐藤竹善!河口恭吾!
そして、バンマスとして、呼んで頂いたのが、武部さんだ。
日テレの番組の収録だったのだが、いきなり、こんなメンツで...。
しばらく触ってなかったベースだったけど、もう猛練習(笑)。あんな練習はジュンスカの時でさえなかった!
別の曲の収録で来ていた中西さんに「もう緊張して余裕ないっす」って、弱音を吐いたら「気持ちの問題だよ」って言ってくれて、「そのうち、段々楽しくなってくるよ」とも言われたのだが、「もう今日だけで十分です」と答えてしまった(笑)。
もう、それぐらい緊張の一日だったし、中西さん達一流ミュージシャンの凄さが改めて分かった。だって、この感じが1年中続くわけでしょ?もう俺だったら白髪になっちゃう(笑)。
昨日は小学生の時の「吉四六」の劇をやった時の自分だった。
あの時は、「もう二度と人前にでるのはやめよう」と泣きながら帰ったものだが(笑)、でも今回はそれと違うのは「ここに呼んでくれた武部さんの気持ちに今日はうまく応えられなかったとしても、これから無駄にしないようにがんばろう!」という僕にしては前向きに思えた事だ。
それに、この歳であんな経験や緊張できるのも、財産だ!
ベースを最近触ってもなかった僕が、一流ミュージシャンとのセッションに参加。そんな大それた事を決めたのも、武部さんが投げてくれたボールを、結果はどうであれ返したかったからだ。僕だって、色んな人達にボールを投げてきた。それを返して来ない人達もいた。その時に「もったいないな」って思った気持ちを、今度は僕がその立場になってる訳だから、返さない訳にはいかないのだぁ!
それにしても、大それてはいた(笑)。
物語は、ロングにも昔書いた料理店キャンティー。ドラマ部分は見てないけど、ユーミン、かまやつさんが並んで立ってる姿が、もう“キャンティー”だった!そして、二人とも現役感バリバリで、立ってるだけで美しかったな。
休憩中に島村さんに弾き語りツアーやってるんですって言ったら、「ファンの人達が来てくれるっていうのはいいものだよ」って言ってくれて、それはセッションミュージシャンと、アーティストの違いを言ってるんだろうなと思った。
後、島村さんも、またろうさんも、収録中に構成が変わってアタフタしてる僕に、丁寧に教えてくれたり、励ましてくれて助かった。
ありがとうございました〜。
最初で、最後の(?)夢のセッションはこうして終わったのであった。
○月×日
徒然初日
吉祥寺初日。
何とか、無事終了パチパチ〜。来てくれたみなさん、ありがとう。
初日にしては、いい感じだったかな。それでも“初日感”バリバリだったけど(笑)。
曼荼羅という空間も、すごく良かった!またやりたいな。今度は大勢で!
吉祥寺には、音楽の文化が根付いていて、昔からフォーク系の店があったり、特にジャズ喫茶のメッカだった。
そんな、ムードが曼荼羅はプンプン匂う。
下北もあと10年もすれば、ロックのメッカになるんだろうな。
でも、今はまだ吉祥寺の歴史には叶わない(笑)。
今回のツアー。当初の予定はは10本だったんだけど、僕がどうしても「東京で始まって、東京に帰ってきたい」って言って、曼荼羅を希望したんだけど、スタッフからは「東京多くない?」って、最初は反応良くなかった。でも、11周年目だし、プラス1という事で、曼荼羅を入れてもらった。
うん、でもやって良かったと思う!初日が曼荼羅でよかった。
しかし、まさか自分が弾き語りでツアーなんてするとは思いもしなかった。
初めて、弾き語りライブをやってみて、まだ実感はないけど、「やれたかも」という、手応えをうっすら感じたので、これをこれからのツアーで実感できるように、なれたらいいな。
○月×日
加川良、有山じゅんじアンド....
昨日は、下北に有山さんと加川良さんのライブを見にいった。
なんと来月、有山さんに誘われて、六本木でライブをやる事になったのだ!
緊張〜。でも、光栄〜。みなさん、是非遊びに来てください!!
なぎらさんの本を何度も読み返してる僕は、加川良という伝説のシンガーが気になってしょうがなくなり、アルバムも買って聴いていたところだったっていうのもあり、凄いジャストなタイミングでのライブなのだが、逆に「いいのかな〜」という不安も。
昨日、ライブが終わって加川さんに挨拶をしたら「こちらこそ、光栄です!」と凄い笑顔で言ってくれて、「とにかくみんなで遊びましょ」と言ってくれたので、少し気が楽になった(笑)。とはいえ、緊張は変わらないが。
昨日は、有山さんの他に、藤井裕さんや、正木五郎さん、くんちょうさん、といったサウストゥサウスのメンバーが勢揃い!
凄い良かったな〜。中西さんいたら、涙モンだっただろうな〜。
ライブを観ていて、昔のバンドのメンバーがそうやって未だに、何かあると集まって、演奏してるっていうのは、何か「いいな」と思った。しかも、サウストゥサウスの初代マネージャーが、今もそれをまとめてるっていうのも、凄いと思った。
バンドのメンバーが集まるっていうのはあっても、マネージャーも、っていうのはあまりないと思う。
打ち上げに参加させてもらったのだが、有山さんの子供や奥さんがいて、でもバンドのメンバーみんなが昔から知ってるので「ちっちゃい時から知ってるから、近所のおっちゃんみたいなもんや」と言って、有山さんの子供と談笑してる姿もほのぼのしてた。
加川さんにも、フォークの時代の裏話を聞こうとしたんだけど、結構「え、そ、そうなんすか?」みたいな事もあって、楽しさ半分、衝撃半分、って感じだった(笑)。それにしても、加川さんも休むことなく毎年全国を飛び回ってるそうだ。あの時代の人達のパワーは凄いな。
さてさて、どんなライブになるのか、楽しみだ!!
ガチガチの僕を観にきてね(笑)。
○月×日
フィールド・オブ・ドリームス
日本の野球のゴタゴタを見て、次の朝メジャーを見るとせいせいする。
そして、イチロー!
2日で、9安打打った時、観てたんだけど、マジで凄かった!
僕が知ってる日本人のイメージでは、「そこで絶対プレッシャーに負けるでしょ」って場面で、打つ!
その快感と、衝撃に思わず、唖然とする。
今、彼が挑んでる記録。上位の人達みんな1920年代の人だよ(笑)。
イチローが、メジャーの歴史を掘りおこしてる。芋掘りみたいに!
メジャーの人達も、異次元から来た男だと思ってるだろう。今年、ボンズの700号(史上3位)や、マダックスの記録など、色々話題はあるけど、こんな長い歴史の中で、戦前の記録が並ぶ中に割って入った男はイチローだけだ。本当に凄い。そして、オリックス辞めて良かったね(笑)。
『フィールド・オブ・ドリームス』の中に出てくる、シューレス・ジョーとか、あの映画の中にイチローがタイムスリップして、野球をやってるような、そんな感じすらある。ファンタジーの世界にね。
記録は恐らく達成されるだろうけど、もうここまで来ただけでも、大拍手だ。日本の誇り!
今年マリナーズは最下位で、しかも他の3チームとのゲーム差は30ゲーム以上の差がある。そんな中での孤軍奮闘。
それって、まさに『ラストサムライ』のサムライの姿だ。
松井も、しばらく調子悪いな〜って思ってたんだけど(特にスウィングが鈍い)。
気づけば、100打点、100得点、27本塁打!打率も3割。そして4番!
凄い。トーリ監督の信頼が厚いんだな、きっと。そして、ジャイアンツ辞めて良かったね(笑)。
この間、家で久々にパーティーをした。
小林君や、ケースケの子供の成長の早さにビックリ!
なんで、大人は成長しなくなるんだろう?
○月×日
寺岡審査員
先日、プロデューサー、キーボーディストの武部聡志さんに誘われて、審査員をした!こ、この俺が(笑)。
武部さんは、『なびTV』で僕と亀田さん以外の日を担当もしていて、これで同じスタジオで一緒になった事はないけど、外では繋がった事になる。そもそも逗子のユーミン観に行った時に、ドラマーの村石さんに紹介してもらったのだが、それが縁で武部さんが総合プロデュースをしてる専門学校の学生のコンテストの審査員に誘ってもらったのだ。
今でもそうなのだが、僕自身コンテストとかくじとか、そういうものに未だに運がないし、諦めてる。
学生の頃、ポプコンとかeast westといったメジャーなコンテストがたくさんあったけど、自分が出るなんて夢にも思わなかったし、ましてや審査員なんて「大先生!」って感じで、雲を掴むような存在だった。
高校3年の時、東京に遊びに来たときに、ジュンスカのメンバーがeast westに出るって事で、渋谷のエピキュラスへ行った。
east westに出てるだけでも「凄い」と思ったし、審査員も小川銀次さん(元RCのメンバー)とかいて、田舎の高校生にとっては、かなりのカルチャーショックだった。その時にはエックスも出たらしい。
とにかく、その時もそうだけど、僕の人生の中で、コンテストやコンペ類はからっきし駄目なのだ。
例えば、「〜さんの曲を書いて、他にも書いてる人がいるからコンペにするけど」って言われて、書いたらほぼ100%落ちる(笑)。ジュンスカに入る時もそうだ。初めは高校生の時に話があった(サイドギターとして)。でもいつの間にか落ちてた(笑)。で、諦めて違う道を探そうとした時にまた誘われた。僕の人生は割とそういう風にできてる気がする。鼻息荒立てて、野心を剥き出しにしたら必ず駄目になるっていうね。
話は大きくそれたが、つまりそんな僕が審査員っていうのが笑えるのだ、僕の中では。
一番縁遠く、しかも落とされる側にいつもいる僕が、審査する立場に立つんだからね。
そこに出た学生の人達の、レベルは高かった。自分が18、19の頃を考えると、信じられないクオリティーだった。
最後に審査員から一言って事で僕も喋ることになった。
「僕はいつも、コンテストには縁のない人間だったけど、何故かここに立ってる。つまりコンテストに受かる、受からないだけが道じゃないと思います。色んな人との出会い、運、そういうものが絡み合って、道は開けるはず。だからコンテストに出なかった人達もがんばってください」みたいな事を言ったのかな。それにしも武部さんはさすがだった!「曲はいいけどピッチが甘いな」とか「語尾がいつも同じパターンだ」とか、凄く細かくアドバイスしていた!ホント、先生!って感じ。僕には出来なかったな(笑)。とにかくいい経験でした〜。
しかし、つんく♂君、亀田さん、武部さんと、大物プロデューサーの人達と会ってるな〜。
○月×日
“東京JAZZ”
昨日は、NHK主催の“東京JAZZ”を観にいった。
去年は、味の素スタジアムでやってたのに、今回は東京ビッグサイトだ。
本当は、夜の部のハービーハンコック、デイブホランド、ウェインショーターの旧マイルスバンドの演奏を観たかったのだが、TOTOを観てみたくて、昼の部にした。招待券をNHKの『なびTV』のプロデューサーから頂いた。う〜ん、番組やってて良かった(笑)。席も良かった!
昼の部、少し遅れたので、話題の上原ひろみは観れなかった。続いて出たのがプライドフライドという女性ボーカルと、男性ギタリストのグループ。ゲストにドラムのポンタさん。次がリールピープル、最後がTOTOだった。
TOTOといえば、僕が中学高校の頃大ヒットしたバンド。
僕も、4枚目『聖なる剣』を買って、毎日聴いてた。音も良くて、オーディオに興味を持ち始めた時期だったので、それを色んなカセットに録音したりしてね。懐かしいな。ベストヒットUSA真っ盛り。とはいえ、TOTOを熱心に聴いたのはここまでで、ずっと後になって、マイルスがゲストで入ってるアルバムを聴いたぐらいかな。
TOTOは元々スタジオミュージシャンの集まりのバンド。70〜80年代の、スーパーテクニシャン全盛の時期で、この頃のミュージシャンは日本も含めて凄い!この頃って、スティーリーダンもそうだけど、“まずテクニックありき”っていうのがあって、上手くないとその時点でプロになれないイメージがあった。それが変わってきたのは、パンク以降だと思う。
今はクレジット観て、ライブに行くとか、アルバムを買うって事はないけど、あの頃は参加ミュージシャンのネームバリューは絶大だった。そんなAOR全盛のミュージシャン、そんな人達のライブだったが、正直な感想としては“現役感”をあまり感じられなかった。かといって、個々にはずっと活動している人達だし、TOTOとしても全世界を今現在もツアーして回ってる。決して同窓会って感じではなかったのだが、これは僕の生理的な感覚だろうな。
まず、演奏してるみんなが「これがあのジャケットの人達?」って思うぐらい、みんな太ったおじさんになっていた。おじさんになるのはしょうがないのだが、僕はまずこういう時にストーンズやディランと比較してしまうのだ。演奏してる佇まいすべてに“現役感”を来日したライブを観るたびにビシビシ感じるんだよね。年齢的にはTOTOよりも更に10歳近く上だろう。「見た目は関係ない」という意見もよく分かるんだけど、見た目に出てしまう“何か”っていうのも絶対あると思う。特にファンじゃない人が見たときの反応もそれに近いんじゃないかな?
それでも、『ロザーナ』や『アフリカ』はやはりいい曲で、アレンジも構成も良かった!懐かしかった!
というわけで、この日一番“現役感”を感じたのは、ポンタさんだった!!
本当に、格好よかった〜。
○月×日
旧交
ここ最近、つんく♂君と仲がいい。この間も、一緒にご飯を食べた。奢ってもらったけど(笑)。
意外な組み合わせと思う人もいるかもしれないけど、実は古いんだよね。
ジュンスカの時、初めてのソロツアーで、大阪に行った時、ヒロシのいたボニーダックに誘われて、桜井と大阪城のホコ天に行って、ライブを少しやらせてもらったんだけど(『星になれたら』もやった!)、その時に、ワゴンに乗ってホテルに迎えに来てくれて、ホコ天のライブ中、警備をやってくれたのが、デビューする前のシャ乱Qの人達だったんだよね。
僕は、ずうずうしくライブをさせてもらったにも関わらず、車や警備のお礼もろくに言えずに、悪いな〜って思ってた。
しかもその後彼らがデビューした後、練習スタジオのロビーで見かけたのに、持ち前の人見知りで「あの時はどうも!」の一言がまたまた言えず、それがずっと心残りで、「今度会ったらお礼を言おう」と思いながら、時は12年(?)流れたのだった(笑)。
それで、友人の結婚式で、久々の再会。
やっと、「あの時は色々ありがとう」とお礼が言えた(笑)。
でも、つんく♂君は、あの時の出来事がかなりカルチャーショックだったって言ってて、「あの時、東京のアマチュアバンドは凄いと思った」そうで(メンバーは桜井含め、結構みんなアマチュアだった)、「これは東京に出ないと駄目だ!」と決意したって言ってた。
こっちはそんな風に思われてるなんて、夢にも思わず、ただひたすら「お礼が...」(笑)。
その再会した日は、結構朝まで楽しく飲んで、「今度また誘います」って言われて別れたんだけど、しばらくして「男の約束は果たしまっせ」とメールが来て(笑)、この間の食事になった。そう、この「今度また飲みに」とか「今度また飯でも」とか「今度〜」っていう約束こそ、この世界で守られないものはないのだ!例えば、子供の頃って「今度、〜に行こう!」とか「今度また遊ぼう!」って言ったら、それは絶対の約束だったはず。
だって、遊ばなかったら、それ嘘ツキになるからね!
ところが、この業界の人達の「今度また〜」は、殆どないからね!つまり嘘ツキ!そんな人だらけだよ。
ま、この世界に限らず、大人になるとみんなそうなのかな??
そういう意味で、つんく♂君のメールは嬉しかったね!さすが!どの世界でも、デキる人はみんな約束守るのさ(笑)。
ご飯も美味しかったし、一緒にいったお笑いの人達も凄い面白かったし(誰も笑わないのに、俺だけ大ウケして、少し引かれた...)、久々に大笑いして、楽しい夜だった。
なんか、久しぶりだったけど、あまり違和感もなく、小さい頃の友達のような感覚。
つんく♂君はそんな雰囲気を持った、ナイスガイだった。
○月×日
『華氏911』
『華氏911』を観た。
いつもの、ムーア監督の作風からすると、えらく真面目というか、普通のドキュメント風だった。
でも、逆にそれが不気味な怖さを醸し出していた。
これを観たアメリカ人は、どんな気持ちで映画館を出たんだろう?
そして、これを観ても尚、ブッシュに投票するのだろうか?
アメリカの政治家達にとって、国民は非常にコントロールしやすいんじゃないかな。
「正義!」の一言で、「ウォー!」って盛り上がってる様を観てるとそう思うし、ハリウッド映画でさえも、ある種のプロパガンダ映画になってるんじゃないか?ってぐらい、「正義」と「悪」の感覚が単純な気がする。
アメリカの政治家は、いわゆる資産家出が多いみたいで、しかも石油会社の会長を歴任してきた人達がブッシュ家も含め、今の政権には多い。そんな人達がイラクの利権を巡ってパーティーを開いてる図と、イラクの戦場とを比較する場面は圧巻だったな。
どっかのオーナーが自分の利権の為に、政治家になって戦争するようなもんだ。それが、もしかしたらたった三百年しか歴史のないアメリカでは、当たり前にやってきたのかもしれないな。それが、世界のスタンダードになってしまったら無茶苦茶になるじゃん!
とにかく、大統領選挙。アメリカ国民の審判はどう出るんだろう?
でも、映画では、ブッシュ陣営は何と投票もコントロールできるらしいから、難しそうなのと、ケリーもイマイチはっきりしない感じだから、再選するんだろうな。遠い国の話なんだけど、この国に依存してきた日本としては、将来を左右する事だからね。
映画館を出たとき、ヒップホップ系のカップルの後ろを歩いてたら彼が一言「ぶっちゃけ、難しくて、わかんね〜な。何でこんなにヒットしてんだ」って笑いながら言ってた。そう、ヒットするって事は、こういう人達もたくさん来るって事なんだよね。
でも、僕はムーア監督をこれからも応援する!
○月×日
体内時計
久々の完徹...。
レコーディングしたものを、ミックスからマスタリングまで1日でやろうとしたのが、無謀だった。
う〜ん、いつ以来の徹夜だろう?それでも少しこぼれてしまったんだけどね〜。
イタリア以来、時差が直るどころか、一回りして(?)、全然直らん(笑)。
だから『なびTV』の収録とか、起きるの一苦労なんだよね〜。
今プロ野球の合併問題なってるけど、このまま保守化していくと、どんどん野球界が駄目になりそう。松坂とか嫌気がさして、みんなメジャーに行ってしまって、結局は衰退を早めてしまうんじゃないかな。これって、野球界だけに限らず、どこも同じかもね。
だって、オリンピック中の巨人戦視聴率5%まで落ちたって何かに書いてあったけど、だったら最初から損得勘定抜きで、ベストメンバーで日本代表を組んでいれば、金メダルも獲得してたんじゃないかな?そういう俯瞰で見る感性が今の野球界には欠けてるのかも。
音楽界だって、人や会社を削減する方向に走ってるけど、結局はそれが音楽界の衰退を促進してるとも限らない。
そういう意味で、GCとかやってると、本当健全な気持ちになれるんだけどね。
ところで、久々に藤木君のレコーディングをさせてもらった。
一曲だけなんだけど、書かせてもらいました〜。
久々の藤木君、やっぱ顔つきが凄く良くなった!精神的にも肉体的にも体脂肪ゼロ!って感じ(?)。
やはり、環境とか仕事で人の顔って、どんどん変わるもんなんだね。
恐らく何かの形で世に出て行くと思うので、お楽しみに。

↑久々の2ショット。
○月×日
アルバム完成!
ふぅ〜、一段落。
ツアーで売る用のCDのレコーディングが終わった〜。
しかし、5日弱で完パケ!もうかなり突貫工事だった(笑)。
すべての演奏とレコーディングをしたんだけど、お陰で楽しみにしてたミスチル見に行けなかった...。
良い言い方をすれば、『ジョンの魂』のようなアルバム。悪い言い方をすればただのデモテープ(笑)。でも、普段のデモテープよりは力は入ってる。しかし、デモテープって実は本チャンよりもいい場合が多いんですよ、みなさん!ゆずの二人にいつも「どっちみち、デモテープは超えられないから、気楽に行こう」って言うのが、合言葉なぐらい、デモテープマジックって恐ろしい〜。
もう毎日朝までやってて、こんな過酷なスケジュールでレコーディングしたのは、昔やったスナッパーズのインディーズ盤以来だな〜。しかも、レコーディングの最中にも曲ができちゃって、11曲入り(笑)。普通のフルアルバムじゃん!それでも、まだ入れたい曲もあったぐらいで、スケジュールの都合で泣く泣く、打ち切り。それはライブでできるといいのだが。それにしても、最終日の昼も曲作ってたからな〜。
大変だったけど、いつもとは違う感じで楽しかったし、刺激的でもあった。
まず、いつもとは違う取り組み方だったので、チカラが抜けて気楽に曲がどんどん書けた。
「Aメロがあって」「Bメロがきて」「サビが」というような、概念に縛られるものがなく、まさに徒然なるままに曲を書いてって、よりパーソナルな内容の曲が書けたのと、逆に5日あればアルバムだって作れるんだって事も再認識できて、自信にもなった!
売れ線とか、コマーシャルな内容じゃないけど、自分の“体にいい”アルバムになったと思う。
後、ここ最近実施していた“ライブ強化月間”やブレスの連載で見た映画とかも、刺激になってると思う。
特にライブでは、曲そのものというより、ライブを見ながら全く違うアイデアが湧いてきて、それをメモして曲になったのもある。
やっぱ、ライブに通った経験は貴重だったな。
とにかく、無事完成してヨカッタヨカッタ!
後、民生っちの後夜祭に出る事になりました!是非、遊びにきてね!
○月×日
亀田さん
9月になった。
は、早いね〜。もう夏休み終わりだもんね。
今年に入って特に時間の経つのが早く感じてたんだけど、海外とかに行くと一週間が長い!
でも、海外で何年も過ごすと、これまた短く感じるのかもしれないな。
それにしても、時差ボケが直らない(笑)。
全然起きられないし、長時間寝てるし、一日中眠い!これはやばいぞ。
しかも、ロングストーリーの夢を見るので、疲れる(笑)。
ところで、最近プロデューサーの亀田誠治さんと仲良くさせてもらってる。
亀田さんは、日本のポップスに凄い詳しいみたいで、多分僕の100倍は知ってそう...。
でも、とにかくいい人で、いつも穏やか〜。
この間は留守電に「ゆずのお二人と一緒にラジオに出ました。二人の素晴らしい人柄に“チーム呼人”の真髄を見ました!」って、入ってて(笑)、とにかく褒め上手!このマジックにプロデュースされる人達は気持ちよく乗れるんだろうなって思う。
亀田さんが、連載してるコラムも凄く面白くて、毎回色んなアーティストを取り上げて(新譜出した人?)、その人について書いてるんだけど、興味なかったアーティストでも聴きたくなっちゃうんだよね。実際買いに行ったのもあるし(笑)。それぐらい文章にもグイグイ引っ張るパワーがある。
プロデュースって、勿論技術的な要素も必要だけど、最終的には“その気”させる牽引力じゃないかと思う。
それって、実はある一言だったり、それを言うタイミングだったり、空気だったりするんだよね。
そういう意味で、亀田さんはそういう要素を凄く持った人だろうな。
それで、「近々会いたいっすね」みたいなメールをした2日後ぐらいに、偶然別の人から飲みの誘いがあり、行ってみたらそこに亀田さんが!「こんなに早く実現するとは〜」と、盛り上がった。そして次の日にはスタジオでまた会った(笑)。凄い密度!
そのうち、何か一緒にできると楽しそうだな。
そうそう、亀田さんの新バンド、東京事変。凄い良かった!
ボーカルは、椎名林檎!