ロンググッドバイ
私立探偵呼人の事件簿
2004.10月号
○月×日
六本木“永遠の好青年”な夜
昨夜は、念願の有山じゅんじさんと加川良さんとのイベントだった。
徒然道草も終わり、準備はいい感じだと思っていたのだが、やはり緊張するな〜。
二人が会場にやってきたのは、4時頃。そこから「今日何しようか?」と話ながら、『グッドナイトアイリーン』や『梅田からナンバまで』などをやろうという事になり、リハが始まったら殆ど、時間切れで、軽く合わせた程度。「大丈夫かな〜」と一人不安になる(笑)。
有山さんとは『俺の借金全部でなんぼや』もやって、僕が曲を書くときに有山さんを強く意識した曲、『人ん家のキッチンてワカンナイ』を一緒にできた!この曲を有山さんと一緒にできるなんて、何て幸せ!しかも、有山さんも1コーラス歌ってくれた!
最初に有山さん、僕、最後に加川良さんの順番だった。
そして、加川良さんの最後の方に、僕と有山さんが入って、3人で『梅田からナンバまで』『グッドナイトアイリーン』をやり、最後に『教訓1』をした。もう、リハとは全然違う「本番でしか出てこないマジック」がそこにはあって、何とも言えない雰囲気だった。
僕をイベントに誘ってくれた有山さん、そしてMCでも「よひと君」を連発して、気をつかってくれた(?)加川さんの無言のメッセージを体中にビシビシ感じながら、本当に気持ちよく歌えた。これはライブでしか味わえない感覚だと思う。
昔、神戸のチキンジョージで“新春歌絵巻”というイベントがあって、憂歌団のメンバーや、上田正樹さんと一緒にやらせてもらったのだが、その時もやる曲は、その日に決めて、いざ本番!って感じだった。当時パンクナンバーしか弾いてなかった僕が、いきなり上田正樹さんのバックで、R&Bな曲を弾いたりして、それはそれはビビった経験があったんだけど、今回もあの“感じ”を思い出した。
あの“感じ”のイベント、またやってみたいな〜。
この日は小林君も来てくれて(何故か半ズボンで)、夜遅くまで一緒に飲んだ。
そもそも、有山さんの『みんなの願いはただひとつ』をジュンスカでやりたいって言い出したのは小林君で、小林君と有山さんのライブを見にいったり、大阪で前ノリして、3人でご飯を食べた事もあった。そう考えると、こうやって何年も経った後にまた3人でいるっていうのも不思議だな。
そして、この日は金子マリさんもライブに来ていた!
マリさんは、有山さんの名作『ぼちぼちいこか』にもコーラス参加していて、そのマリさんが『梅田からナンバまで』を僕らが演奏してる時、客席でノリノリで観てるのが見えた時、凄い感動した。「ここもまた繋がってるんだ」ってね。
マリさんは僕のアルバムでもコーラスして頂いた事があって、それ以来の再会だった。嬉しかったな。
レコーディングの後、手紙を頂いて「寺岡君を観たとき、初めてチャボやキヨシローに逢った時を思い出したよ」って書いてあって、凄く感動したのを覚えてる!しかし、昨日僕が歌ってるのを観たとき「どこの高校生かと思った」と笑われてしまった(笑)。
楽屋で「呼人君は好青年の印象のままやな」っていう、有山さんの話から「今日は六本木フォーク化計画じゃなく、“永遠の好青年”ってタイトルにしよう」って話になり(笑)、みんなそれをMCで言ってた。しかし打ち上げでは、僕よりも有山さんや加川さんの方が好青年だった(笑)。
すんご〜〜い元気だった!
何か本当に楽しかった〜。またやりたい!来てくれたみなさん。ありがとう!

↑左から、加川さん、金子マリさん、有山さん、小林君。
○月×日
下町まつり
ツアーも終わって、少しボーっとしようと、DVDを観た。
『隠し砦の三悪人』を久々に観た。観れば観るほど、『スターウォーズ』のロボット2体のモデルがあの百姓二人だと分かるし、三船がハリソンフォードで、雪姫がレイア姫だって分かる。いやいや、それにしても何度観ても、面白い映画だ。
そして、根津神社で「下町まつり」っていうのをやってる噂を聞きつけ(笑)、出かけた。
根津神社は、今の場所に移って300年。徳川綱吉の時代だって!
考えてみれば、昔は下町こそが、都心だった訳だもんな〜。
出店のおじさんがチャキチャキの江戸ッコ弁で売ってたのが、可笑しかった!「本物じゃ」って感じで。
もう観ないと思ってたワールドシリーズも結局観てるし、日本シリーズも観てるな(笑)。
レッドソックス、86年振りの優勝(笑)へ、まっしぐら!
もう勝たせてあげないと可愛そうだ....。あの、FENWAY PARKの雰囲気も含め、盛り上がりは最高潮!
今日は、スピルバーグと、トムハンクス、ベンアフレックもいたぞ。凄い人気。ヤンキースを応援してた時は、ただただ憎らしい相手だったけど、もうここまで来たら優勝して欲しい。ワールドシリーズの視聴率も凄い高いらしいし!メジャーリーグ全体の為にはいいことだ。
さ、ボーっとするのは、これぐらいにして、イベントの準備しなきゃ!

↑根津神社の前にて
○月×日
徒然行脚/渋谷編
ラママに帰ってきた。
いつもは、ステージにドラムセットや、アンプがのってるのに、な〜にもないステージが広く感じる。
ツアー終盤になって、やっとリハの時間も少なくなってきた、というか殆ど音チェックだけになった。
音チェックだけして、後は本番で身を委ねる。こういう醍醐味は、本数をやらないとね!
今日はゲストが謙二だったので、謙二と一緒にやる曲を、一緒に練習。
謙二は自分の曲“ボーイ”って曲を持ってきた。イイ曲!
最終日は、終始“千秋楽ムード”で、僕もホームグランドに帰ってきた安堵感からか、リラックスして、最終日を楽しんだ。
そして、ラママの小屋の形と、お客さんのムードが懐かしくて、「おお、これだ、これだ」と思ったら、半笑いになってしまった(笑)。ま、それぐらい今回は色んな所に行ったんだよね。あと、音響が良すぎて。こんな好条件な小屋も少なかったからね。
とにかく、10プラス1カ所の最後の一カ所。
打ち上げだと思って、楽しんだし、実際楽しかった!
アンコールでは、謙二との福山人セッション。『女王蜂』も一緒にジャムった。是非、彼にも弾き語ってもらいたい(笑)。
今回、手製のCDを自分で手売りしてきた。勿論、初めての経験だ。
ライブが終わって、来てくれたお客さんにCDを手売り。人見知りの僕が大胆な行動(笑)。これは元々、綾戸智絵さんのライブを六本木のジャズバー見にいった時に、彼女がやってるのを見て、単純に「いいな〜」と思ったのがきっかけだ。
でも、これは実にいい経験になった。
勿論、ダイレクトにライブの反応が伝わるっていうのもあるけど、「〜から来た」とか「〜年振り」とか「初めて見た」とか、そういう事を直に感じられた事も新鮮だった。そういう意味でも、CDを作ってよかった〜。
ライブが終わって、ジュンスカ以来のプロデューサーであり、ゆずのプロデュースを任せてくれた、稲葉さんが大絶賛してくれて、嬉しかった。何というか、長い付き合いの中で、お互い新鮮さというか、刺激を与え合うというのは中々難しい事だと思うんだよね。
だから、余計に嬉しかった。
あと、ラママのオーナーがライブを観てくれて、終わった後「今日のライブには命があった」とお褒めを頂いた(笑)。
そんな様々な事があった徒然道草も終わった。
ライブという概念を大きく変えたツアーだったような気がする。
そして、可能性も感じた。
ライブ=ライブハウス、ライブ=バンド演奏、それだけじゃない世界。こういう場所やスタイルが、もっと音楽文化の主流になるような事があれば、音楽の可能性がもっと拡がるような気がした。テレビで、友部さん、三上さん、高田渡さん、加川さん達を指して、小室等さんが言ってた。
「もし、この人達の音楽が商業的にも受け入れられていたら、今の日本の音楽はもっと凄い事になってる」。
これに近い事を、僕はこの旅で感じた。
始めは、最初で最後の弾き語りだと思っていたが、終わってみて、むしろ今まで以上に感じるものがあった。
また、いつか旅をしよう。徒然なるままに。
来てくれたみなさん、どうもありがとう!
○月×日
徒然行脚/金沢〜名古屋編
金沢までの間、つんく♂君と対談をして、またご飯を食べにいった。
最後は、スナックでカラオケ大会!いや〜みんな凄いパワーだったな。最後はもうろうとしてしまった。
でも、相変わらず楽しく盛り上がったぞ。
そして、メジャーリーグのプレーオフ。今回全部生で観たくて、毎朝早起きをしていた。
金沢のホテルや、名古屋のホテルでも、昼間で粘って観てた(笑)。
さて、久々の金沢。
東京から高速で向かう。ジュンスカの頃は確か、長野道とか、信越道もなかった。だから、昔スキーで行った菅平とか、家族で行った妙高高原を、道路一本で通り過ぎる感じは、かなり不思議な感じがした。結局金沢までは6時間。早い!
前の日に入って、香林坊でご飯を食べ、僕は温泉に入って(笑)、すぐ寝た。
金沢に来るのは、10年振りなのに、香林坊のあたりはよく覚えてた。そして、近江町市場という名前も覚えていて、次の日近江町市場の中のお寿司屋さんで、昼食をとった。相変わらず美味しかった!日本海ってやっぱ魚介類の宝庫だね。
初めてお邪魔した「もっきりや」。
ここは、32年の歴史のあるお店。でも、凄く綺麗でそんな歴史を感じない。
その昔、あのトムウェイツが来たらしい。トムウェイツのライナーの中に、北陸のライブハウスのエピソードがあるのを思い出したんだけど、あれは「もっきりや」の事だったんだね!マスターにその時の写真も見せてもらった。若き日のトムが同じ場所で歌ってた!
お店も、通りから中が覗けるので、ライブをやっていても、通りを歩く人達がよく見える(笑)。
お店に人が入った雰囲気もまた良くて、ライブ始まって、すぐに気に入ってしまった。こういうのも、昨日今日できたお店では出せないムードなんだろうな。そして、10年振りにもかかわらず、沢山の人が来てくれ、10年前にも来てくれた人や、初めて来てくれた人、近県から来てくれた人、色んな人達が暖かく迎えてくれた気がする。城下町って、どうやら僕は好きらしい(笑)。生まれた津山もそうだったけど、城下町って文化に対しても、こだわりを持つ人が多い気がする。歴史がそうさせるんだろうか?金沢は、音楽に対しても文化的にとらえてる感じがした。ジャズやクラシックのコンサートも多い感じがした。ジュンスカの頃はホールツアーで、何処に行ってもそんな大差を感じなかったが、今回はそれを強く感じた。
いやいや、金沢に来て本当に良かった!
金沢の次の日、台風23号が名古屋へ直撃の予報。
しかし、「メジャーリーグを昼まで観させて」という、僕のワガママで出発はギリギリ(笑)。
結局、高速道路も通行止めもなく、予定通り名古屋へ到着。風もまだ強くなかった。
「TOKUZO」もやはり、ムードのいいお店だった。そして楽屋があった!嬉しい!出演者を見ると、加川良さん、有山さん、三上寛さんなどがズラリ。そして、リハを始めた頃から、風が凄くなってきた!そしてお店にジャンジャン問い合わせが(笑)!
結局、半分ぐらいのお客さんしか来れなかったみたいで、残念。来れなかったみなさん、今度リベンジしませう!
CDも何とか買えるようにしたいと思ってます。台風で仙台、青森に来れなかった人もいるみたいなのでね。
しかし、ライブが終わって外に出ると、嘘のように嵐は過ぎ去っていた。
次の日、またもやメジャーリーグの為、出発をお昼過ぎにしてもらったのだが、2回で既に6点入れられて、諦めムード(笑)。結局試合終了を待たずに出発。ヤンキースは負けてしまった。ピッチャーがあまりにもお粗末だったな。だって、今年はクレメンスもペティットもウェルズもいないんだもんな。来年は是非、若手のいいピッチャーを獲って欲しい!来年こそ行きたいなヤンキースタジアム!
東京が近づくと、「ああ、これで旅も終わりか」と思うと少し寂しくなった。
ツアーに出て、こういう感傷的な気分になったのって、初めてかもしれないな。それぐらい、濃い旅だったんだろう。
あの初日の、吉祥寺が遙か昔に感じるんだもん(笑)。一ヶ月も経ってないのに。
全国どのお店も、一度行ったら忘れられないような、個性があった。
いや〜本当に、いい旅だった。
○月×日
久々のオフ
久々のオフに、まずは銀座に行って、美味しい天ぷら屋さんでご飯を食べ、その後六本木ヒルズに『アイロボット』を観にいった。
宣伝観ると、安っぽい感じがしたんだけど、監督は『クロウ』『ダークシティー』のアレックス・プロヤス。
ただの、SF映画にはならないはず!と期待して観た。
「」
結果は、面白かった!内容やストーリーは、ま〜ありがちかもしれないけど、美術が良かったのと、CGの使い方。
結局のところ、どんなに凄いCGも使い方次第だと思う。そういう意味での使い方のセンスは素晴らしかった。
ウィルスミスのSF映画って、何か軽いイメージがあったんだけど(笑)、この映画は彼の軽さとプロヤス監督の重さが丁度良かったと思う。それにしても、最近のCGは凄いね。本物にしかみえない!!
『クロウ』『ダークシティー』のあの世界は希薄だったけど、逆に新鮮だった。
そして、昨日は謙二と吉田拓郎さんのコンサートを観にいった。
生まれて、初めての拓郎ライブ。『落陽』も聴けた!
一番感じたのは、拓郎さんも喋ってたけど、70年代の、それまで大人達が築いてきた概念や、形式を多くの若者が、様々な分野で打ち壊してきた。学生運動もそうだ。昨日のライブは、そういう“怒れる若者”世代の代表者と、その時代を生きてきた人達の“その後”って感じ。
客の年齢層も「昔はヘルメットかぶって運動してた」って感じの、団塊の世代の人達が大多数だった。でも、僕の年代からすると、そういう匂いを全く感じなかった。当たり前かもしれないけど。拓郎さんのステージも当然、「長髪、ジーパンでやってました」っていうムードはなく、落ち着いて座ってみれる“ショー”って感じ。だから余計に「70年代のライブを観たかった!」って思ったし、「音楽を長くやっていく」っていう事の凄さ、アーティストとお客さんの形の30数年の移り変わりを観れたような、そんな不思議な気分だった。
例えば、今の僕ら世代のバンド、パンクバンドでも何でもいいんだけど、そういう人達は30年後にはどういうライブをやってんだろう?
あと、僕が今まで接してきた、友部さんやなぎらさんや、泉谷さん達とは、スタンスが違うんだって事もよく分かった。
僕等からみると、「みんなフォークシンガー」ってとらえちゃうけど、拓郎さんはもう少し歌謡な感じがして、でもその分メロディアスで、覚えやすいし、スタンダードな感じ。結局はどの時代もアーティストはそれぞれ違うはずなのに、ひとくくりにされちゃうんだよね(笑)。
帰りの車の中は、拓郎オンパレード(笑)。いい曲多いっす!
○月×日
徒然行脚/横浜編
横浜は僕にとって特別な街。
といっても、ここ最近だけど、横浜という街が凄く好きなのだ。
ほっとするというのかな、なんだが都会なんだけど、地元に戻ったようなね、そんな気分にしてくれる。あと、海も近いのもポイント高い。そして何と言っても、神戸や長崎同様、昨日今日できた港街ではない、趣き。これがいいんだよね。
山手辺りの、異国ムードもいいし、山下町辺りの建物もいい!
そんな横浜で、ライブをやりたくてしょうがなかった。でも東京が近いので、中々そんな機会もなく、でもこういう機会にやりたいと思い、ツアーが決まった時に、僕の方から熱望したのだ。そんなサムズアップは、以前牟田君と飲んだ界隈にあって、ビックリ(笑)。
考えてみれば、横浜にも詳しくなったものだ。
昔は、中華街あたりも分からなかったし、何より色んな所に「16号線」とか「至る横須賀」っていう標識があって、「一体何処なんじゃ?」って感じで迷ってた。それが、ゆずの二人と付き合うようになって、段々分かるようになってきた。
サムズアップの店の雰囲気は凄く僕好みだった。「クロコダイル」を大きくしたような感じ。
会場は1830なんだけど、スタートは2000。その間に料理を注文してもらう。ブルーノートとかと同じ方式だけど、アメリカではよくあるスタイルのお店だ。座って見て、しかも料理を食べながら観るっていうのは、いいよね。こういうのって例えば映画館も今、シネコンスタイルで行きやすくなってるのと同じで、来る方も楽しい気がするし、大人も気軽に足を運べるんじゃないかな?
ライブハウス=スタンディングっていうのも何かね。
あと、ステージから見渡す小屋の雰囲気っていうのもあって、サムズアップは凄くリラックスできる空間だった。
結構、地元の人達も来てくれたようで、益々「横浜でやってる」感があって良かった。
この日はあと、石田君が遊びに来てくれて、一緒にセッションした。いつも楽屋で一人だったので(笑)、楽屋が楽しかった!
石田君も、バンド解散してこれから!って時で、意欲満々だった。石田君、ありがとう〜。
サムズアップ、またやりたいな。
○月×日
徒然行脚/青森〜札幌編
青森からの移動は、船!
しかも、八戸まで戻っての乗船。計14時間の移動である。
しかも!海は最初しけていて、大揺れ(笑)。あ〜気持ち悪かった。
海鳥が船について来てたり、波しぶきをあげながら進む船の甲板に出て見てたりして、楽しかったのだが、すぐ飽き(笑)、というか、寒かったので、すぐ船内に戻り、寝た。寝るしかすることなし(笑)。
北海道に行くって、実はこんなに大変な事なんだよね。
船の移動も久々だ。昔はよく乗ったものだ。
下船する少し前、テレビで『キャンティー物語』を観た。海の上で、かなり画像も音も悪かったのだが、改めてキャンティーに集まってきた人達の雰囲気を想像する事ができて、面白かった。しかし、あんなお店を作る人って凄いな〜と思ってたら、たしか川添さんは後藤象二郎の子孫なんだよね。
だから、生まれた時から海外っていうものに扉が開いた環境だったんだと思う。
しかし、『龍馬がゆく』では、後藤象二郎は龍馬の提案した船中八策を、さも自分が考えたかのように、山内容堂に進言して、功を得る役なんだよね。もし龍馬が生きて、その子孫がいたら、どんな事をやっていたんだろう?やっぱ、生まれた環境ってでかいね。
しかし、キャンティーのバジリコ初めて食べた時、感動して、それ以来色んな所でバジリコ食べてんだけど、どうも味が違うな〜と思ってたら、あれはシソだったんだね(笑)。凄い発想の転換〜。
さて、札幌のライブハウスは中村楽気店。
とても、いい雰囲気のお店で、お気に入りになったんだけど、来月に閉店になるみたい。
こういうお店がもっと、もっと増えてって欲しいと思ってたところだったので、残念〜。
打ちっ放しの壁に、ライブをやった人達のサインが。やはり三宅君のもあった!あと斉藤哲夫さんのもあったな。
ライブの方も、楽しかった〜。青森もそうだけど、滅多に来れない所はやっぱし、面白い。
今度は三宅君みたいに、長〜いシールド持ってギター弾きながら外出ようかな(笑)。
ライブ後は楽しみにしてたジンギスカン食べに行って、その後ロックバーに行って、RCのお宝映像を観て、盛り上がった。
あるテレビ番組で、清志郎さんとチャボさんが二人で、高原でアコースティックギター持って歌うっていうのがあって、それが感動したな〜。あんなに高原でギター持って絵になる大人を僕は知らない。きっと二人とも少年っぽさを持ってるからだろうな。

↑ギターを持ってない渡り鳥?
○月×日
徒然行脚/仙台〜青森編
久しぶりの仙台。
僕はこうみえても晴れ男。結構降っていても、当日は晴れる事が多いのだが、台風には勝てない(笑)。
仙台は、ずっと雨だった。
HEAVENというライブハウスは、とてもいい場所にあって、店の雰囲気もいい感じだった。
チラシを見ると、ミチロウさんや、三宅君のもあった。
ポレポレや、DREAM BOATもそうだったけど、普段はバーとかカフェにしてるお店っていうのは、ライブ専門ではないので、店によって、音響の感じがまるっきり違う。それはそれで、修行になるのだが、結構ドキドキものだ。
HEAVENも客席に、ビリヤード台があったりして、バー仕様だ(笑)。店の壁には、マディーウォーターズやアルバートキングのジャケットがあったりして、ブルースの匂いもプンプン。曼荼羅、ポレポレ、DREAM BOATは楽屋がないのだが、ここもそう。
だから、登場は入口から(笑)。客席通って「失礼しま〜す」って感じ。
HEAVENのムードが良かったせいもあるし、久々の仙台のお客さんの「おかえり〜」的なムードもあって、終始いい感じでやれた気がする。この日は次の日ライブで来ていた、ゆずの二人も見に来てくれた。そういうのって嬉しいよね!
ライブが終わって、国分町に雑炊を食べに行って、即寝(笑)。
昔はホントによく来た、仙台。恐らく一年に4回は来てたと思う。それも、こちらでコンサート制作をしてた斉藤さんのチカラでもあるのだが、斉藤さんは仙台の名物イベント、ロックンロールオリンピックを主催してた人でもある。その斉藤さんがライブに顔を出してくれた。会うのは10数年振りだった。そんな再会もあった、仙台ライブだった。
青森。
青森こそ、久しぶりの前に「超」がつくほど、久しぶりの街だ。
13年振りに行ったのだが、1/3の小林さんは全然変わってなく、お客さんの中にも「13年前のヒズフレンズに来た」という人もいて、行って良かった〜!と思った。ツアーをして色んな所にいくと、その会場のスケジュール表も目に入るわけで、例えばサニーデイの曽我部さんや、レピッシュの恭一さんや、アンジーの水戸君なども、精力的にツアーをしてるのを知る。みんな頑張っていて、嬉しくなる。
13年も空けて、ライブをやると、「一体どんな感じでライブやるんだ?」みたいなムードも、会場にはあって、それがまたいい刺激になるというか、新鮮にできる、とも言える。こういうのを続けていけたらまた面白いんだろうな。根性ない方だが(笑)。
ライブ後は、定食屋でいくら丼を目一杯を食べる。あとキンキの煮付け。
青森にきたらこれでしょ!って感じで、酒も飲まずひたすら食べた〜。
○月×日
徒然行脚/福岡編
博多に移動して、ラーメン屋に入って、その日は即寝だった。
最近じゃ、こっちに来ないとラーメン食べなくなってるな。東京じゃ全然食べないや。
福岡DREAM BOATは、今回初めてお邪魔した。
実は、今回のツアーをやるにあたって、会場の参考にさせてもらったのが、チャボさんだった。
チャボさんの去年やった会場をチェックして、まずそこをあたってみたんだよね。
このDREAM BOATもそう。
お店に入ると、いきなり目に飛び込んで来たのはジャクソンブラウンのポスターや、ディランの博多公演のポスター。中の雰囲気も、ペンションみたいな感じで、フォークっぽいムードが漂っていた。スケジュールを見たら、元子供バンドのベーシスト、湯川トーベンさんも来るらしく、お店の人に聞いたら「トーベンさんよく来てくれます」って言ってた。トーベンさんも弾き語りをやるらしく、同じベーシストととして、少し嬉しくなった。こうやって、色んな人達が色んな所でライブをやってるんだな〜。トーベンさん、お互い頑張りましょ〜。
さて、ライブだが、一人でやってると毎回変わる。どんどん変わる。
イメージしてない方向にも変わったり、膨らんだり、イマイチだったり(笑)、この変化は凄い!
これは、バンドでは体験したことのない感覚だ。
この日も、今までやってきた曲達も、雰囲気が変わったり、タイム感が変わったりと、自分でも気づかないうちに変化してきてる。それはそれで面白いんだけど、ハラハラもする。日々修行っす(笑)。
ライブ後、福岡のテレビ番組『ピィース』の収録があって(ライブも少し流すみたい)、メインの華丸君と中州でロケして、その後美味しいお店で打ち上げ。福岡の人達チェックしてみてください。本当にいい店ばっかりで、マジで住みたくなった!
まだツアー、半分もいってないけど、こんな形でまた福岡とか、他の街に来れたらいいな〜と思った。
○月×日
徒然行脚/大阪〜福山編
怒濤の収録の後、泥のように寝て、次の朝大阪へ。
大阪には5月に来たので、僕にしては、短いインターバルになった。
吉祥寺の時は、ホントやってみないと何も分からなくて、それだけにイイ緊張感もあったのだが、大阪ではそれを落ち着いてやれたかな〜と思う。何より、大阪にこんな短いスパンで来たにも関わらず、大勢の人が来てくれた事に感謝。
こっちも、弾き語りで手探りなら、お客さんも手探りで見てるような(っていうか、心配そうに?)感じがあって、でもそんなに不安を感じなかったのは、ここ数年のツアーで感じ取った感覚とか自信が大きいかな。それがあるからこそ、一人で回ろうとも思ったはずだし。
そんな訳で、まだまだ二日目!って感じだったけど、こればっかりは数をこなしていかないとね。いくら練習しても、一本のライブには叶わないもんね。だから今回11本やれるのは幸せな事。楽しむべ!
夜は、西宮の親戚のお家にお邪魔させてもらって、美味しいカレーをご馳走になった。
僕、あの辺りの雰囲気好きなんだよね。落ち着く。
翌日、いよいよマイホームタウン福山へ凱旋(笑)。
移動中に、その名も『凱旋ソング』っていう曲を書いて(笑)、それを披露。
ポレポレに出るのは、13年ぐらい前の正月セッション以来かな。謙二と再会した場所でもある!
そこに、10周年で出る。なかなか感慨深い事だ。マスターのゆうさんが「とにかく、一人で回ろうという事がえらい」って言ってくれた(笑)。そのポレポレは、ライブが始まると、想像以上に客が近くてビビった(笑)。ステージの段差もないし、なんか家の中でやってるような感じ!
でも、メジャーの球場もそうだけど、日本の会場もそれぞれが独特の形をしてるっていうのがいいと思った。
三本目っていうのもあるし、地元っていうのもあるからかもしれないが、やっと全体の雰囲気を掴めてきたような気がする。
お客さんも、暖かいムードで、地元民に優しいオーディエンスだった(笑)。
謙二のおふくろさんも来てくれて嬉しかったし、緒方先生も来てくれた。
先生は考えてみればジュンスカの頃からずっと見てきてくれてるんだよね。
今日は、尾道に出かけてって、超凄くて、美味しいお好み焼屋さんに入った。
なんと、90歳のおばあちゃんが一人でやってるのだ!そして、看板ものれんもない、ただの家がお店。
いやいや、こんなお店があるのが尾道なんだよね〜。

↑90歳のおかみさん。「くろだ」へ行ってみんさい。